私は、貯蔵用のタマネギは
「もみじ3号」と「緋蔵っ子」に
ほぼ決めています。
それは この2つが
他にはない優位性を持っているからです。
「もみじ3号」は
玉葱の王様と言われる、
いわゆる淡路島ブランドのタマネギ。
年末までの貯蔵が利き
肉厚でジューシーで大玉で甘みが強いこと。
「緋蔵っ子」は
赤玉葱にしては長く10月まで貯蔵が利くこと、
そして
形が赤玉葱にありがちな
扁平型ではなく丸い形をしている事、
大玉になりやすく
肉厚で美味しいことがそれです。
「もみじ3号」
苗にちょっと勢いが無いように思えたので、
今回は剪葉(葉をカット。10/19記事参照)
して定植しました。
マルチは「緋蔵っ子」には
10/18に作成した貯蔵用の緑マルチ、
「もみじ3号」には
去年使用した貯蔵用のものを再利用しました。
ここで「貯蔵用」と書いたのは、
極早生用に作ったマルチより
条間株間を
少し狭く作ってあるからです。
それは、
タマネギは株間を広げると
大きなタマネギが収穫出来ますが、
肥大し過ぎたタマネギは
貯蔵成績が悪い事に因ります。
ですから、
「タマネギは大きい物から食べてく」
のであり、
もとより貯蔵することを前提としない
極早生タマネギは
株間を広げて大きく(16×17cm) 作り、
貯蔵用タマネギは
株間を多少狭めて(14×15cm)
適度な大きさになるよう作るのです。
植穴には、例の「フランスコフナ」を1匙
入れてから苗を挿します。
その後の生育・味・活き活きさが違ってきます。
植穴を掘り、
「フランスコフナ」を
細コテで1匙投入してから
なるべく根に触れるようにして
タマネギの苗を浅く植えていきます。
この「フランスコフナ」は
公衆衛生の発展を目的として設立された
フランスのパスツール研究所
(パスツールって知ってるよね?
近代細菌学の祖。
ワクチンという名前は彼が作りました。
その他、狂犬病予防接種や、
牛乳・ビール等の低温殺菌法を確立し
蚕の微粒子病の予防法を発見し
世界の産業を救った偉人です)
が開発した
世界で最初の微生物資材で、
日本で よくある何とか菌だのといった
薄っぺらいものとは全く違う、
本当に優れもの。
砂漠を緑地化する際に
国連で使用されるほど、確かな資材です。
(おそらく、 知らない
農協に阻まれ知らされていない
のは日本人だけ)
私は、この、
生産効率重視のアメリカ型
単一品種 大規模栽培方式の
農業に距離を置き、
伝統的農法を取り入れた回帰型農業を試みる
世界中の人たちに
支持されている、
この「フランスコフナ」を使い続けて
10年以上になります。
その間、それ以上のものに出会っていない
という事です。
お試しあれ。
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