
7月末から8月初めにかけては、
恒例のナスの切り戻し剪定。
これは、
生り疲れや害虫などの影響で、
どのみち、良果が収穫出来なくなる8月に
一旦収穫を中断し、株を養生させ、
お盆明けから
再び秋ナスとして 収穫を再開する、
というものです。
3週間ばかりの間 収穫は無くなりますが、
ナスの樹は、
それまでの疲れを一旦リセットできるので
秋ナス収穫時には
充実した良い実が
たくさん収穫出来るようになるので
おすすめです。





実を全部取った状態。
テントウムシダマシ害で葉が穴だらけですね。
では、まず、
大きな葉を 全て切り落とし、
実も花も全て除去します。
蕾も除去しますが、
発生したての小さな蕾は
少し(株全体で5個位まで)残します。
そして、
支柱に結んである主枝4本を、
支柱より少し短いぐらいでカットし、
あとは、
主枝4本仕立てを軸に、
全体のバランスと 芽の向きを考えながら
1本の主枝に新芽が4つ程度になるよう
数を調整します。
側枝はこの時に
多くを整理してしまいますが
空間が空いているところにあれば
短く剪定し1~2芽のみ残します。
そして最後に、新根の発生を促すため、
「根切り」をします。
株元から40cmほど離れた所
2~3か所に
シャベルの刃を
まっすぐ垂直に差し入れ、
根の一部を切ります。
さらにその先に
(つまり株元から60cmほど離れた所)
化成肥料を 通常の倍の量で施肥し、
しっかりと潅水します。
これは、
地上の更新を大量に行う時には
地下の更新もあることが
望ましいからです。
今回の作業は これで終わり。
あとは、お盆の頃から
1週間おきに3回くらいの施肥、
で、気温的に終了となるでしょう。
(2019.7.31同記事)

